月に一度、わが家に富山の懐石料理人  中尾英力先生をお招きしての「懐石秘密箱」

 

 
今月のテーマは「暁」です
暁は極寒の朝の夜明けを楽しむ茶事です
 
「暁」というと「成功した暁には〜」といつ使い方がぱっと思い浮かびます
少しおめでたい印象も含みそうですね
 

 
まず初座の際、床には行灯を置いておきます
そして、配膳の時には燭台もお出しします
 

 
床と同様に客からは裸火は見えぬよう
 

 
早い時間帯なので、お料理もほどよく
向付は精進が宜しいようです
 

 
折敷や器は夜咄同様に、根来や溜塗、木地がよろしい
 

 
灯芯は切らずに、夜が明けてくる頃を見計らって、燭台を下げます
 
 
灯りの世界もさまざまなシーンでの扱いがあることを学びました
 

 
学ぶほどに奥深い懐石の世界
来月は「夕去」です