月に一度、わが家に富山の懐石料理人
中尾英力先生をお招きしての懐石秘密箱
今月のテーマは「飯台(はんだい)」です
『南方録』にも、はじめの「覚書」に飯台の作法として記述があります
飯台は、禅宗の食堂にある飯䑓からきたもので、
利休好みは、桐に黒搔合塗
今回は桐のものをご用意しました
また、適する茶室としては四畳半がよろしいようです
そして、いよいよ飯台を用いての実践です
まずは、亭主は茶道口から飯台を持ち出します
客の前に置き、台の上を布巾で清めます
銘々にお出しします
銘々に注いでいきます
引重の上には香の物
利休追善茶事でしているとの記録があります
禅院の食事作法がはじまりで、「草」の扱いに相当するようです
学ぶほどに奥深い懐石の世界
来月は「朝茶事」ということで、今から楽しみです