蓮が美しくひらく、この季節
川越のお隣、川島町にある遠山記念館でスープストックトーキョー様と「こだわりのスープで楽しむ」をテーマにお茶会を開催しました
登録有形文化財で、普段は非公開のお茶室で“20名様限定”のご招待とさせていただきました
心配だったお天気も、なんとかもってくれました
スープストックトーキョー✕お茶会❓
なんでまた、遠山記念館で❓
季節のお庭の風情、茶室が素敵、お茶にまつわる展示など
お茶会をする上で「なぜ、その場所か」ということをよくよく考えます
この度の裏テーマは「遠山家」でした
遠山記念館は、日興證券の創立者 遠山元一が生家の再興と母の安住の住まいとして、昭和11年(1936)に建てた邸宅です
写真 遠山記念館
スープストックトーキョーは遠山元一の孫にあたる遠山正道氏が手掛けています
「遠山」「遠山記念館」「スープストックトーキョー」とつながるわけです
こちらの建物は、日本各地から今日では手に入れることのできない銘材を集め、当時最高の建築技術の結晶です
そしてスープもまた、素材から調理法、提供までしっかりとしたコンセプトがあるこだわりです
「暮らす」こと「食べる」こと
どちらも人間には欠かせないものですね
時代を超えて、志高く事業をし、人々の暮らしを豊かにしていく
遠山家の空気を感じながら、みなさまとその想いを共有させていただけた一日になりました
お茶会は、まずスープストックトーキョーのお食事を召し上がっていただきました
とうもろこしとさつま芋の冷たいスープ
白胡麻ごはん
無花果チャツネのキーマカレー
その後、お茶席へ
四畳中板の開放感あるお茶室
にじり口に茶道口、給仕口とあり、天井は高め
昭和初期に亀井宗月によって建てられたそうで、現代人の感覚にも近いものを感じました
やはりお茶は体験してこそ
建築などもそうですが“その場の空気感”を味わっていただきたいというのが本音です
濃茶に続き薄とお出ししました
お茶席の後には建物と展示『茶道具と華布』を満喫いただきました