月に一度、わが家に富山の懐石料理人 中尾英力先生をお招きしての「懐石秘密箱」
今月のテーマは「一汁三菜(行の格)」です
例えば、書道にも「楷書」「行書」「草書」とあるように
茶の湯にもまた「真」「行」「草」と格の違いがあります
格は、その茶事のテーマ(柱)によって決まります
通常の茶事では「草」(あえて草とはいわない)が多く、
反対に式正の茶事(生涯に一度や大切な会)の時には、「真」 または「行」の格になります
反対に式正の茶事(生涯に一度や大切な会)の時には、「真」
そして懐石においては、
行は「塗のそろい」になります
向付は通常、焼物が多いですがこちらも塗のもの
塗も溜塗なのか春慶なのかで統一します
そして、焼物と香の物を入れる器も当然、塗です
これらは引重(ひきじゅう)を用いると良いとのことでした
なかなか見慣れない、扱いなれない引重ですが、
実際に扱ってみると、分かります
さらに盛付の「真」「行」「草」についても解説いただきました
歴史を紐解くと、八寸には硯蓋(硯の蓋)が用いられていたり