月に一度、わが家に富山の懐石料理人 中尾英力先生をお招きしての「懐石秘密箱」
今月のテーマは「蕎麦懐石」です
えっ、蕎麦でも懐石になるの❓
と思いましたが、昔は素麺なども見られたようです
正式な懐石ではないため、これといったきまりはありません
しかし、きまりが無いということは、自分自身が出る
つまり、亭主の力量次第になるということです
長盆にお二人分の器をのせ、運び出します
二人同時にお取りいただきます
続いて蕎麦つゆが出されます
そして、包みを解きます
少し折り込み、ご自分のスペースをつくります
これが、折敷の原型になるわけです
椀を展開し、蕎麦つゆを回し
順次、蕎麦をいただきます
お酒を出すのも良いでしょう
蕎麦のお代わりもお出しします
煮物椀は要りませんが、炊合せや強肴、八寸などで楽しむのも良いでしょう
最後には香の物とそば湯
会を重ねるごとに、みなさまのいただき方が磨かれていきます
学ぶほどに奥深い懐石の世界
来月は「雪見の茶事」です