煎茶道  方円流の蓮江先生社中との合同茶会でした
場所は世田谷の妙深庵
『婦人画報』で波留さんの撮影に使われたりと、知る人ぞ知るお茶室です
お席のテーマは「夏の風物詩」

床には杉本光俊さんの蓮の作品を花火に見立てて

お菓子は歌舞伎座五周年記念で作られた

「KABUKU~へん」をご用意しました

こちらのお茶室備え付けの裏千家好み和親棚での点前

各自が思い思いの茶碗を持ち寄り、おもてなし

お点前もお客様に合わせて、交代で

ちょうど明日からの甲子園にちなんだ千羽鶴蒔絵の棗に

一位の木の茶杓なども取り合わせてみました
 
煎茶道  方円流、蓮江先生のお席のテーマは「涼を呼ぶ水」

茶びつ手前瓢杓飾りの冷淹(冷茶)席は、

見るからに涼がとれるお席でした

瓢杓にガラスの器

美しくお手前にもウットリです
お茶は八女の玉露と宇治の玉露のブレンド

煎茶は只のどを潤すのではなく、心を潤す

毎度うかがっても心に残るお話です

床は江戸後期の名古屋の絵師   田中訥言の蓮に翡翠

我々のお席との新旧の蓮の対比になります

そして、煎茶道と茶道の一番の違いは「盛り物」
こちらは、清流をイメージして、水盤に鮎と青楓の景色です
 
脇床には文房飾り

朝顔の水滴に色絵の蓋物、山水の彫りの硯に

春日大社の鹿の毛の筆に里芋の葉など
一つひとつにしっかりと意味が込められています

お菓子は、自由が丘 蜂の家製で「祈り」

水面に映る花火をイメージし、蓮江先生がお考えになりました
 
こうして、煎茶道の世界からも多くのことを学ばせていただき、
お茶の味わいが深まるばかりです
 
次回は11月、暑さもすっかりと落ち着き、紅葉の季節

上野の国立博物館のお茶室で、合同の会を設ける予定です
 
 
この度、お暑い中、足を運んでくださったお客様に、
こころより感謝いたします